帯状疱疹のワクチンが、接種費用を公費で補助する定期接種になるようです。
帯状疱疹になるのではないかとびくびくしている中高年の皆さんには朗報ですね。私は、すでに帯状疱疹になっているのでワクチンを接種することはないでしょう。
帯状疱疹を経験した私の意見は、大した病気じゃないからワクチンなんか必要ないよというものがですが、不安な方はワクチン接種を検討してください。
帯状疱疹だと早期に気づくことが勝敗を分ける
ネットで帯状疱疹にかかった人の感想を見ると、強烈な痛みで夜も眠れないというものがほとんどですが、私は、そんなに苦しんでいません。夜も普通に眠れましたし、日中も、口の中に口内炎が2つ同時にできた程度の不快感しかありませんでした。
早期に帯状疱疹に気づいて患部を適切に保護できたかどうかで、苦痛の度合いが格段に変わります。帯状疱疹で苦しんだ人は、気づくのが遅く、自分で適切に処置できなかったからでしょうね。
帯状疱疹は、水疱瘡にかかった人なら誰でもなる可能性がある病気です。帯状疱疹になると、体の右側か左側に痛みを伴うたくさんの湿疹ができます。湿疹は、水疱瘡のウィルスが悪さをするからでき、体がウィルスを全滅させれば、それ以上湿疹ができることはありません。
私が経験した帯状疱疹の症状は以下の通りです。これを知っていれば、帯状疱疹になったかどうかを判断でき、すぐに病院に行って抗ウィルス薬をもらうことで症状の悪化を防げます。
- 体の右側か左側に筋肉痛のような痛みが出る。神経痛の痛みとも例えられる。
- 筋肉痛のような痛みが出た付近に湿疹が1つ2つとでき始める。湿疹の大きさは、ニキビから蚊に刺されたくらいのサイズ。
- 湿疹ができた付近の皮膚をなでると、突っ張るような感じがする。
- 湿疹ができた付近の皮膚をなでると、ピリピリするような感じがする。
- 湿疹の数が増え始める。
- お腹側から背中側まで、湿疹が帯状に広がる。湿疹の帯は体の右側か左側だけにできる。
上の「1」の段階で気づければ良いのですが、ここで気づくのは難しいです。私は「2」の段階で気づきました。筋肉痛のような痛みが出て2日後に湿疹ができ、3日後に帯状疱疹だと気づきました。これくらいで帯状疱疹を疑えれば、その後の悪化を食い止められると思います。すぐに病院に行って抗ウィルス薬をもらいましょう。ちなみに私は、病院に行かずに治るのを待ちました。
帯状疱疹の湿疹には湿潤療法
湿疹の保護の仕方が適切であれば、激しい痛みが出ることはありません。湿潤療法を知っていれば、帯状疱疹なんて怖くないですよ。
湿潤療法は、切り傷、擦り傷、ヤケドなどで傷ついた皮膚を乾燥させずに保護する治療法です。患部の保護の仕方も簡単で、ドラッグストアで売っているキズパワーパッドを貼るだけです。ハイドロコロイドでできた絆創膏なら、どれでも患部の乾燥を防げます。
ちなみに私は、ラップにワセリンを塗って湿疹ができている部分に貼っておきました。これでも、乾燥を防げますが、体を動かすと剝がれてしまうデメリットがあります。ラップが剥がれると痛みが強くなりますから、それでラップが剥がれていることに気づきます。ラップが剥がれたら、また貼り直しましょう。ちなみに帯状疱疹ができても、普段と変わらずお風呂に入っていました。
湿潤療法については、形成外科医の夏井睦先生のウェブサイトに詳しく説明が書かれています。
また、なつい式湿潤療法を行っている医師のリストもあるので、帯状疱疹になった場合に受診すると良いでしょう。
私なんて、なんちゃって湿潤療法で帯状疱疹を乗り切りましたから、なつい式湿潤療法なら、大した痛みもなく治ると思いますよ。夏井先生も帯状疱疹になったようですが、全然痛くなかったから抗ウィルス薬をもらいに行くのを忘れたとおっしゃっていました。
対処法を知っていれば、帯状疱疹は、そんなに恐れるような病気ではないです。ただ、首から上にできると、目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったりする場合があるそうです。後遺症で痛みが続くこともあるそうです。それが不安な方は、ワクチンを接種した方がストレスなく生活できて良いでしょう。
とりあえず、帯状疱疹の症状を知っていれば、自分が帯状疱疹になった時にすぐに対処できます。あと、湿潤療法は絶対に知っておきましょう。